銀座くのや お役立ちコラム お香典返し後編
創業より積み上げられた老舗ならではの知識やノウハウを皆様へお役立ち情報として提供させていただくコーナーです。
第八回目は ギフトの贈り方とマナー / お香典返し後編です。
*こんなときはどうする?
Q:弔電だけをいただいた方へのお返しは?
A:弔電だけの方には香典返しは必要ありませんが、葬儀の後に御礼状を送りましょう。
Q:香典返しを辞退された場合は?
A:「香典返しはご辞退申し上げます」というメッセージが添えられていた場合でも基本的には香典返しを贈るのが基本です。しかし、一家の大黒柱が亡くなったときなど、遺された家族のために辞退するというような場合には、先方の気持ちを尊重し、御礼状のみを出すのもよいでしょう。
Q:会社から香典をいただいた場合のお返しは?
A;勤務先や所属していた団体などの組織から香典をいただくことはよくあります。そんな時には、みんなで分け合えるようなお菓子やお茶などを選んで、お返しとして贈るのが良いでしょう。しかし、会社(法人)などから形式的に頂いた香典については、香典返しを贈らないのが一般的です。
Q:香典返しをいただいた場合のお礼は?
A:香典返しをもらって、その返事を出すというのは不祝儀が繰り返される、あとを引くという意味あいから失礼とされ、返事は出さないというのがマナーです。
Q:会葬御礼(即日返し)した場合、忌明け後の香典返しはするの?
A:地域や風習によって違いますが、葬儀のときに会葬御礼で一律の品(1,000円程度の品)をお渡しし、忌明け後に頂いた香典の金額の半返しを目安に香典のお返しを贈るのが一般的です。頂いた香典が3,000円以下の場合には、会葬御礼で済ませても問題はありません。