銀座くのや お役立ちコラム お中元後編
創業より積み上げられた老舗ならではの知識やノウハウを皆様へお役立ち情報として提供させていただくコーナーです。
第六回目は ギフトの贈り方とマナー / お中元の後編です。
*こんなときはどうする?
Q:お中元とお歳暮、両方贈らないとだめ?
A:両方贈らなくても問題はありません。年に一回、感謝の気持ちを贈る場合には、お歳暮のみとする場合が多いようです。両方おくる場合には、お歳暮のほうが少し予算を高めにする場合が多いようです。
Q:不幸があった場合、贈っても大丈夫?
A:お中元やお歳暮はお祝いごとではないので、贈る側、贈られる側のいずれかが喪中であっても、贈って差し支えありません。しかし四十九日が過ぎていない場合は、時期を遅らせて「暑中御見舞」「残暑御見舞」「寒中御見舞」などとして贈りましょう。
Q:もらった場合、お返しは必要?
A:お中元やお歳暮には基本的にお返しは不要です。しかし、いただいた場合には、きちんとお礼を伝えるのがマナー。お礼状を出すか、電話やメールでお礼を伝えましょう。
*お中元を贈る際のマナー
目上の方へ贈る場合、「金権類」や踏みつけることに通じる「履物類」、勤勉奨励を意味する「筆記用具」や「時計類」は避けましょう。
お中元を贈る時期は、相手が夏休みなどで家を長期留守にする可能性があります。生鮮食品を贈る場合は、事前に確認するのが良いでしょう。確認しづらい場合には、日持ちする品物か日用品などを贈りましょう。
本来は、先方宅を訪問して手渡しするのが礼儀ですが、最近ではデパートやネットショッピングで商品を配送することが多くなっています。そんな時でも、挨拶状はきちんと送りましょう。